【ケララ旅行記②】港町とインドの古典舞踊カタカリを楽しむコチ観光🇮🇳

カタカリ インド国内旅行
カタカリ

ケララ旅行2日目🌴

さて前回の記事では、南インド•ケララ州アレッピーで有名なバックウォーターにてハウスボートで過ごす1泊2日のクルーズを紹介しました。

本記事ではハウスボート下船後の2日目、コチ観光について紹介します!

ハウスボートが乗り場があるSpice Routesへ戻って行く

ハウスボート下船、ケララの大地へ

8:00朝食🍞トースト、クレープ、フルーツ、スイカジュース
お願いすればコーヒー、チャイも出してくれる🤎

スイカジュース好き❤️美味しかった〜!

朝食をいただいたあとは、ハウスボートを降りて再び陸の旅へ🚗

コチまでハウスボート乗り場から車で2時間程、空港方面へ戻りました。

ヤシの木や稲田が広がる緑豊かな風景に包まれて、車窓からの眺めも癒しのひととき「これぞケララ」と言いたくなるような、のんびりとした時間が流れていました。

コチに到着🇮🇳

マッタンチェリー•パレス入口。各地の宮殿が記されたマップがあった。

マッタンチェリー•パレス

まずコチに到着して最初に訪れたのは、マッタンチェリー•パレス(Mattancherry Palace)

入場料はたったの「5ルピー」現金払いです。

1555年にポルトガル人が建設した宮殿で、当時のコチ王👑に寄贈されました。その後、1663年にこの地を占領していたオランダ人によって改修され、彼らがつけた今の名前が残っているそうです。

伝統的なケララ建築とヨーロッパの建築様式が融合しているそうです。

中に入るとまず目を引くのが、壁いっぱいに描かれたヒンドゥー教神話の壁画

そこには、ラーマーヤナやマハーバーラタの場面が色鮮やかに描かれていて、当時の人々の信仰や世界観がダイレクトに伝わってきました。(こちらの部分は撮影禁止のため写真に残せなかったのですが、実際に見ると圧倒されます。「わ〜すご〜いって素で声が出ちゃいました😌」)

コチの歴史

続いてコチの歴史を地形から見るコーナーもあります。

水郷のコチが出来上がった変遷
現地語と英訳での数字表記が違うよね?と話していた時の写真。

中には南インド•ケララ州発祥の世界最古の武術である”Kalaripayattu”(カラリパヤット)の紹介のパネルを発見!実際に武術の見学や観光客向けにショーを実施している場所があるそうだが、私達は時間がなかったので今回はスキップしました。

カラリパヤット:ケララ州発祥の世界最古の武術

さらに宮殿の内部には、王族が使っていた寝室や王座の展示もあり、コチの王国時代を垣間見ることができます。

王座👑
歴代のコチ王の肖像画コレクション
当時のファーストレディのファッション✨白地に金帯の布は伝統の様だ。
上裸に裸足でインド人とヨーロッパ人の描かれ方が分かりやすい🤣
ヒンドゥー教のシヴァ神は首に蛇が巻かれた状態で描かれるらしい。

そして外観はシンプルな白壁の建物。しかし中に入ると一気に豪華な神話の世界。まさに「隠れた宝石💎」の様な場所でした。

宮殿の外からの写真

ユダヤ人街

その昔、宗教的な迫害でユダヤ人がこの地に流れ着き、中東とインドを繋ぐ貿易業で発展した”ユダヤ人街”(Jew Town)

ユダヤ協会•アンティークショップ•カフェ、そして観光地としても栄えているので、お土産ショップがこの小さな通りに点在しています。

ユダヤ人街の道はインドっぽくなく綺麗に舗装されていて歩きやすかった!

まずはお手洗い探し!!

車で長距離移動で先ほどの宮殿にはお手洗いが無かったため、お手洗い難民だった私wやっとたどり着いたお店ではお手洗い利用に店員さんに声をかけて鍵をもらった🗝️

インド観光のトイレ事情

  • トイレットペーパーは置いてません🧻❌
  • 便座が割れていたり濡れています
  • 床も濡れているため滑らぬように
  • 臭い、虫問題はもちろんトイレ内でも

ユダヤ協会の近くにあったこちらのお店ではカフェが併設されており、カフェ利用者にお手洗いの鍵を渡していました。

インド観光で多くのトイレを経験してきた私は、利用できるなら何でもいい程の気持ちで期待していませんでした。ですが、思ったよりキレイ。案の定ペーパーは無い。

結果的に、ハウスボートにあったトイレットペーパーを持ってきて良かったです✌️

トイレの鍵🗝️きちんと管理されているのが伺える
アンティークショップでもあり、ホコリの被った年代物がたくさん!
ディテールも立派✨

さて、用を足してショップを抜けた先にあるユダヤ協会へ向かいます⛪️

街灯の星デザインがかわいい✡️

そしてそこまで高く無い入場料を払って見学。

ここから先は土足禁止エリア

ちなみに観光客はほとんどがインド人。その中にヨーロッパ系の旅行者も数名見かけました。そして日本人は私達だけw

協会入口付近に展示室があり、ユダヤ人渡印後の様子を絵で伝えていた。

▼詳細

海鮮、ビーフを楽しめるケララ料理🥘

次にお昼ご飯を食べに”Seagull”へ。

移民によって発展してきたケララ州•コチ。このためヒンドゥー教だけでなくイスラム教、キリスト教も広まっており、それゆえベジタリアンに特化した北インドの州と違い、海鮮やビーフを使った料理が様々なお店で提供されています。

海側のテラス席。お店は広くて座席がたくさん。インド人はお昼が遅いので14時頃混み始めほぼ満席!
ここで日本人に出会った!
牛肉料理!少し辛かった🌶️
エビのガーリックソテー🦐これ美味しかった!
牛肉カレーとカニカレー🦀身は少ないけど美味しかった🙆

▼詳細

Chinese Fishing Nets

では観光の続きです。

ここでは伝統的な手法で魚を獲っていきます🐟
実際に獲っている所を見せてくれるとここにいたインド人が声をかけてくれた。
ご覧の通りかなり年季が入っている。そのため足元注意⚠️
この様に水に沈めている網を引き揚げて魚を獲ります。
そして海沿いで魚を販売しているため生臭い。一番左の魚はエイかな?

おすすめのジェラート🍨

とても蒸し暑いため、歩いていると汗がダラダラ。そこでジェラート食べたくなるぅぅぅ🍨

そんなわけで、ジェラート屋さん発見🩷

私はイチゴとピスタチオをチョイス🥄

その上トイレもあるのでひとまず休憩。

バスコ•ダ•ガマが眠る協会⛪️

次に訪れたのは、インドで初めて建てられた協会“St. Francis CSI Church”

15世紀にポルトガル人によって建てられた。
こちらでも靴を脱いで入ります。

インドではヒンドゥー教徒が多く、そのためか協会でも靴を脱がないと行けませんでした。

とはいうものの、日本と違ってインド人は裸足で外を歩くし、靴を脱ぐ時も内と外を気にしないためか、素足で外側の地を踏み、歩いて中に入ります。

従って土足禁止エリアも外と変わらず汚いため、お気に入りの靴下は履いてこない方がいいでしょう💡

インド航路を発見したバスコ•ダ•ガマが眠っているお墓🪦

加えて、ポルトガル人であるバスコ•ダ•ガマについて。名前は聞いたことありましたが、インドを発見した人だそうです。今回の旅のお陰でまた一つ勉強になりました。

近くにあった協会

先ほどの協会はプロテスタントでしたが、こちらはカトリック協会。

同様にポルトガル人によって同時期に建設され、その後イギリスに統治されてからリニューアルされたそうです。

キレイな外観⛪️
こちらの協会のステンドグラスは色が塗られたなんちゃってではなく、きちんとしたステンドグラスでした。
オープン時間は日時によるので中に入る場合は要チェック。

南インド古典舞踊カタカリ

その前にカタカリ上演時間まで時間ができたため、ホテルのカフェでゆっくり休憩しました♪

オールド ライト ハウス ブリストー🏨

とてもキレイなブティックホテル✨

なんとポンディシェリーで見た建物の系列店でした!各地にリゾートホテルを構えているようで、中々素敵な雰囲気の場所でした。

対岸と行き来するsea metroを眺めながらモクテルでひと休み🍹

では、カタカリのショータイムです!

実は今回、オフシーズンのため、午後5時開演の1日一度限りの上演。モンスーンが開けた11月以降がシーズンで、お昼の上演もするようです。

例のカラリパヤットもショーしてるようだ。
小さな路地の先にある入口
初見ではとても行きにくい雰囲気の場所にある
初めにメイクアップから公開している。公開準備タイムw

メイクアップから1時間、遂に始まりました!その時すでに午後6時。私達の帰りのフライトは午後8時🫨

いざ始まったと思いきや約10分以上演奏でちっとも主役登場せずw

残念ながら私達は帰りのフライトがあるため、開始早々退出しなければならなかった😣

美人設定の女神

カタカリは南インド•ケララ州の古典舞踊の一つ。

内容は、簡単に説明すると神様のラブストーリー❤️

一説によると一つのお話の上演が一日かかるとのこと。その上、複数の章に分かれており、全部を見ることは不可能な域。私はそれを聞いて、カタカリのパフォーマンスそのものが修行の様に思いました。

見どころはセリフでは無く目の動きで表現するため、やっと登場した主役が目をギョロギョロさせていた。

しかしながら全てを上演することはありません。一部を観光客向けに上演しているのでご安心ください。

ともあれ、南インドの伝統的な古典舞踊のカタカリの特徴を少しでも見られて良かった!次回またリベンジしたいと思います。

まとめ

以上の様にケララ州コチの歴史は、外国との密接な関わり合いや協力により、他のインドの州とはまた違った文化のインドが出来上がった事がよく分かる旅となりました😆

ケララのシーズンは乾季の11月〜3月。オフシーズンのためハウスボートの宿泊費は半分に押さえられましたが、8月末は蒸し暑さが残っていました。

その他、ケララ州ではビーフビリヤニも楽しめると聞いていたにもかかわらず、食べるタイミングがありませんでした。

インドでは基本的にベジタリアンの人が大多数なので、肉や魚を提供するレストランが少ないです。なぜなら、ヒンドゥー教で動物を殺めて食べるということを禁止しているためです。

カタカリも少しだけだったのでまたケララ方面へ遊びに行きたいと思います!

バナナリーフに包まれているのがケララビリヤニの特徴なんだって!コチ空港にて。

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